BACK DOOR

映画とイベントのざっくりした感想ばっかり

ピエロがお前を嘲笑う

pierrot-movie.com
ううむ期待しすぎた!予告とか公式サイトとかチラシとか宣材物すべてでかなり期待していたので、わくわくしていたのですが、ひっくり返るほどのどんでん返しって訳ではなかったです。それなりには面白かったですが、リピートするほどではないです。

原題と邦題が変わることはよくあるけど、これはニュアンスが大分違うなと。「Who am I?」なら主人公の中の人格を問う、そして無名のネット社会での存在を問うフレーズという感じがするけれど、「ピエロがお前を嘲笑う(CLAY;彼らのチーム名)」だと、組織がお前たち観客を騙してやるぞ!っていう風に思える。そういう先入観もあったから、ちょっとがっかりしたのかもしれないですね。まあ間違いではないんですけど。

匿名ネット空間の表現が薄暗い狭い部屋、地下鉄のような空間というのは興味深かった。それぞれのイメージがあると思うけど、アングラな感じが伝わってよかったです。普段ネットをしない人とか、アングラな部分を知らない人には上手く伝わるのかな?

この映画はドイツ語で話すんですけど、英語と違って単語すら全くわからないから結構しんどかった。聞きなれない言語で映画を見るって意外と難しいですね。