BACK DOOR

映画とイベントのざっくりした感想ばっかり

髑髏城の七人

髑髏城の七人 (講談社文庫 な 72-1)

髑髏城の七人 (講談社文庫 な 72-1)

読んで驚いたのは、すらすら読めるところ。何の違和感もない、それが違和感と気づいたのは漂白の民の話が出てきたころ。隆慶一郎ワールドに異様に似ている。だから私は好きだった。
これが舞台になるなら見たい。まだ吉原御免状も見ていない。このボリュームを2時間にまとめられるのか不思議だ。

ああ隆作品が読みたくなった。
解説にもあったが、そのリスペクトがとても溢れていて、空気が似ている。どうしようもなく一途で、真っ直ぐで、それが心地良かった。